カタール・ドーハで開催中の
ワシントン条約締約国会議は委員会で、
サメ類の国際取引規制案4案について、
アカシュモクザメやヨゴレザメなどに関する3提案を否決、
ニシネズミザメに関する1提案のみを可決した。
アカシュモクザメやヨゴレザメ、
アブラツノザメなどは、
世界的に取引に規制がかかっておらず、
アカシュモクザメとヨゴレザメは
絶滅の危機にひんしているとされている。
規制案が否決されたことに関し、
環境保護団体は強く反発している。
アカシュモクザメやヨゴレザメは、
世界各地の中国人社会で珍重されている
フカヒレ料理のために需要が急増しており、
毎年数百万匹が捕獲されている。
捕獲されフカヒレを切り取られると、
海中に投棄されることが多いという。
数十年前までは、
この2種は豊富に生息していたが、
現在、
一部の地域では個体数が90%も減っているという。
■日本が規制反対の動きを主導
規制案は米国が提案したが、
日本はサメの個体数管理はCITESではなく、
各地域の漁業団体が行うべきだと主張し、
規制反対の動きを主導した。
多くの非営利団体が、
規制案否決において
日本のロビー活動が大きな役割を果たしたと指摘する。
あるNGO関係者は、
「日本はすべての海洋生物に関する提案に
反対するつもりであることがはっきりしてきた」と述べた上で、
「クジラに関しては日本は伝統だと言った。
クロマグロに関しては食用だと言った。
だが、サメに関しては経済利益以外のなにものでもない」
と指摘した。
(c)AFP
潮州料理など、
中華料理の高級食材として利用される。
解れたものフカヒレをスープの具として使う料理や、
ヒレの形のままじっくりと煮込む料理がある。
ジンベエザメ、ウバザメのものが最も高級とされ、
アオザメ、イタチザメなどのものも高級である。
一般的にはヨシキリザメのものが使用されることが多い。
日本は世界有数のふかひれ生産国であり、
江戸時代にはナマコ、アワビと共に
中国(明、清)へ輸出されていたが、
近年ではシンガポールやインドネシアの生産量の方が高い。
日本の中では気仙沼の水揚げが最も多いが、
この多くはマグロ延縄漁業の際に釣れたサメからとられたものである
日本の気仙沼産が有名で且つ高級品として扱われるのは、
加工技術(乾燥など)が優れているためと言われる。
なお日本は世界有数のふかひれ生産国ではあるが、
最近では日本の漁船に従事する人には
フィリピン人やインドネシア人等が多くなり、
彼らの国にも日本漁船が寄航する機会が増えた。
この時に漁に従事したフィリピン人やインドネシア人が
フカヒレを持って下船する例が増えたために
日本国内へ持ち帰られるフカヒレは
以前よりかなり減ったと言われている。
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